AKARIのROS2環境をセットアップしよう
まずは、AKARIのROS2環境のセットアップ方法を説明します。
aptリポジトリの追加
下記コマンドを実行し、aptリポジトリを追加します。sudo apt install software-properties-common sudo add-apt-repository universe
aptの更新とROS2のGPGキーを取得
下記コマンドを実行しaptの更新を行い、ROS2のGPGキーを取得します。sudo apt update && sudo apt install curl -y sudo curl -sSL https://raw.githubusercontent.com/ros/rosdistro/master/ros.key -o /usr/share/keyrings/ros-archive-keyring.gpg
リポジトリをsource listに追加
下記コマンドを実行し、ROS2のリポジトリをsourceのlistに追加します。echo "deb [arch=$(dpkg --print-architecture) signed-by=/usr/share/keyrings/ros-archive-keyring.gpg] http://packages.ros.org/ros2/ubuntu $(. /etc/os-release && echo $UBUNTU_CODENAME) main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/ros2.list > /dev/null
ROS2のインストール
再度aptの更新を行い、ROS2 humbleとbuild用のパッケージであるcolconをインストールします。sudo apt update sudo apt upgrade sudo apt install ros-humble-desktop python3-colcon-common-extensions
workspaceを作成する
ros2のworkspaceを作成します。今回はhomeディレクトリの直下に"ros2_ws"というディレクトリを作成し、そこでROS2の開発を行います。cd ~/ mkdir ros2_ws cd ros2_ws
akari_rosをcloneする。
作成したworkspace内にsrcというディレクトリを作成し、その中にakari_rosをcloneします。mkdir src cd src git clone https://github.com/AkariGroup/akari_ros.git
ROS2のsetupファイルを読み込む
ROS2を使うには、ROS2のsetupファイルを読み込む必要が有ります。下記を実行し、setupファイルを読み込みます。. /opt/ros/humble/setup.bash注釈
この読み込みは、ROS2を使う場合ターミナルを起動する度に実行する必要があります。下記コマンドを実行して~/.bashrcに追記しておくと自動実行されるようになります。echo ". /opt/ros/humble/setup.bash" >> ~/.bashrc
akari_rosをビルドする。
akari_rosのビルドを行います。ビルドはros2_ws直下で行うため、移動してから実行します。cd ~/ros2_ws colcon build --symlink-install
workspaceのsetupファイルを読み込む
ビルドが成功したら、このworkspaceのsetupファイルが生成されるのでこちらも読み込む必要が有ります。下記を実行し、setupファイルを読み込みます。. ~/ros2_ws/install/local_setup.bash注釈
こちらの読み込みも、ROS2を使う場合ターミナルを起動する度に実行する必要があります。下記コマンドを実行して~/.bashrcに追記しておくと自動実行されるようになります。echo ". ~/ros2_ws/install/local_setup.bash" >> ~/.bashrc
以上でセットアップは終了です。 次は、実際に起動して使ってみましょう。
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