ヘッドカメラをwebカメラとして使ってみよう
AKARIのヘッドカメラとして採用しているOAK-D Liteは、通常のwebカメラとは使い方が異なりますが、通常のカメラのように UVC 規格でのストリーミングを行うこともできます。
UVCとはUSB Video Classの略で、主にUSBカメラの通信方法に関する規格です。
これを行うには、UVCに偽装するためのアプリを立ち上げる必要があります。
depthai_uvcの仮想環境の作成
depthai_uvcは独自に仮想環境の作成が必要です。
UVCアプリの保存先のディレクトリへ移動する。
cd ~/akari_software/samples/depthai_uvc
仮想環境を作成する。
python -m venv venv
仮想環境を有効化する。
source venv/bin/activate
requirements.txtを使って必要なライブラリをインストールする。
pip install -r requirements.txt
UVCアプリの実行
UVCアプリを立ち上げます。depthai_uvcでは、RGBとステレオdepthの2つをストリーミングすることができます。
RGBの場合は下記を実行します。
python3 depthai_uvc_rgb.py
ステレオdepthの場合は下記を実行します。
python3 depthai_uvc_depth.py
このアプリを起動している間は、OAK-D Liteの映像が /dev/video20 に割り当てられ、ストリーミングされます。
コマンドライン上でCtrl+Cを押すと終了します。
映像の確認
サンプルアプリを使って、UVCアプリからの映像を確かめてみましょう。
depthai_uvcを起動したまま、新しいターミナルを立ち上げ、 uvc_streamer.py を実行します。
cd ~/akari_software/samples/depthai_uvc source venv/bin/activate python3 uvc_streamer.py
映像をストリーミングするウインドウが起動し、OAK-Dの映像が確認できるようになったと思います。
ウィンドウを選択して、キーボードの'q'キーを押すことで終了することができます。
このように、depthai_uvcを起動しておくことで、一般的なwebカメラの映像を用いるアプリやプログラムでもOAK-D Liteの映像を使うことができます。
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